米10年債利回り低下 米雇用統計が雇用の冷え込み示す=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:26)(日本時間05:26)
米2年債 4.808(-0.065)
米10年債 4.498(-0.084)
米30年債 4.660(-0.068)
期待インフレ率 2.358(-0.004)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。米雇用統計を受けて、利回りは急速に低下した。非農業部門雇用者数(NFP)は17.5万人増と基準の20万人を割り込み、予想も大きく下回った。失業率も3.9%に悪化したほか、注目の平均時給も前年比3.9%と4%を下回り、21年6月以来の低水準に鈍化している。
雇用の冷え込みを示す数字であり、株式市場はポジティブな反応を示している。短期金融市場では年内2回の利下げ期待を完全に織り込む動きが一時復活していた。
10年債は4.55%台まで一時低下したほか、政策金利に敏感な2年債は4.72%まで一時低下した。
2-10年債の利回り格差は-30(前営業日:-33)と逆イールドは縮小が続く。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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