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FRBが慎重姿勢を強調したとしてもドル安は限定的との見方も=NY為替

為替 

 きょうの市場はリスク回避の雰囲気が一服しており、ドル円も買い戻しが優勢となっている。前日は109.10円近辺まで下落していたが、米株も大幅に反発する中で109.60円近辺まで買い戻されている格好。このあと日本時間3時に予定されているFOMCの結果待ちの雰囲気を強めている。

 本日のFOMCは資産購入ペース縮小に関する議論は行われるものの、縮小開始の発表はないものとみられている。ただ、年内には開始の意向を示唆してくるのではとの見方も強い。市場はそれ以上に縮小のペースはどう考えているのか、そして、その後の利上げ時期の開始はいつ頃を想定しているのかについて何らかのヒントを期待しているようだ。

 いずれにしろ、今回も慎重姿勢を強調してくるとの予想も多い。その場合、ドル安の反応が期待されるところではあるが、ドルの下げは限定的との見方も出ている。ドルは逃避通貨としてのポジションを確立しており、本日は一服しているものの、中国経済への不安は今後も高まることが警戒される中で、主要通貨の取引は引き続き神経質になる可能性がある。FRBが慎重姿勢を強調したとしても、ドルは今後も底堅さを堅持するとの期待も根強いようだ。

USD/JPY 109.63 EUR/USD 1.1735 GBP/USD 1.3659

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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