ドル円しっかり、一時104円ちょうど前後まで=東京為替概況
昨日の海外市場でドル買い円売りの動きが広がったドル円は、東京市場でも堅調地合いを維持。午前中に104円ちょうど前後を付ける場面が見られた。一昨日に節目の1%を超えてきた米10年債利回りの上昇傾向が継続しており、ドル買いを支える格好に。もっとも104円の大台を超えての買いには慎重姿勢が見られ、その後は高値圏もみ合いに転じた。今晩の米雇用統計への警戒感もあり、突っ込んだドル買いに慎重姿勢が見られた。
ドルの買い戻しが目立つ中で午前中に1.2235前後までと、昨日海外市場の安値を割り込むところまでユーロ安ドル高が進んだユーロドルは、すぐに値を戻し、午後は1.2260前後でのもみ合い。雇用統計を前に上下ともに動きにくさがあるが、底堅さを感じさせる展開に。
ユーロ円は127円40銭前後での推移。昨日の海外市場でのユーロ高円安局面で127円50銭を付けきれず、上値の重さが意識されてやや調整が入る局面も値幅は限定的。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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