【これからの見通し】先週末の強い米雇用統計を受けたドル高圧力の継続性をチェック
【これからの見通し】先週末の強い米雇用統計を受けたドル高圧力の継続性をチェック
先週末の米雇用統計は、非農業部門雇用者数の増加が予想を上回るとともに、前回値の上方修正も大幅に入る「想定外に強い結果」だった。失業率は前回並み水準にとどまり、週平均時給は落ち着いていた。この結果を受けて、市場では一気に米利上げ観測が広がった。米債利回りの急上昇とともに、ドル高反応が広がって週末を迎えた。
週明けもドル高の流れを踏襲して始まっている。ドル円は160円台に乗せており、高止まり状態。ユーロドルは1.15台前半、ポンドドルは1.33台前半で、先週末NY終値から一段とドル高が進行する動きを見せている。足元では、ロンドン・欧州勢の参加待ちとなっており、一段のドル高の動きは一服している。
株式市場は波乱の展開だ。米利上げ観測がリスクマネーに利益確定の行動を広げている。特に、株高の主役となっているAI関連株に対する調整圧力が強い。週明けの日経平均は一時3100円安となった。半導体株急落の影響で韓国のコスダック指数は一時8%安となり、サーキットブレーカーが発動された。
この後の海外市場で発表される経済指標について、主要経済統計の予定は見られず。また、発言イベント関連でも、ECBが11日まで、FRBが18日まで金融政策に反する発言を自粛する「ブラックアウト期間」に入っている。
本日は新規材料に欠けるなかで中東情勢と原油相場動向をにらみつつ、先週末からの米債利回り上昇とドル高の継続性をチェックする相場展開となりそうだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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