先週末の強い米雇用統計を受けたドル高圏で推移、ドル円160円付近=ロンドン為替概況
先週末の強い米雇用統計を受けたドル高圏で推移、ドル円160円付近=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、先週末のドル買いを受けた水準での揉み合い。ドル高基調は維持されつつも、ロンドン時間の主要通貨は高値圏で神経質に売買が交錯している。ドル円は160円台の介入警戒と、160.00円に控える34億ドル規模のNYカットオプションが強いマグネット効果となり、突発的な売りで159.86まで急落した後、再び160円付近へと引き戻されている。トランプ米大統領の「イラン・イスラエル即時停戦検討」発言で原油が反落、米金利が4.54%台へ低下した局面では一時ドル売りが入った。しかし、流れを変えるほどの材料にはならなかった。先週末の強い米雇用統計を受けて、市場では米FRBの利上げ観測が台頭し、基調としてのドル買いが優勢になっている。ユーロドルは1.1540から1.1500付近へ押し戻されたものの、ECB利上げ観測が下値を支え、1.1520台へと下げ渋っている。中東情勢や特大オプションによる細かな乱高下は散見されたが、市場は水曜の米CPIを控えて早くも次の材料待ちとなっており、全体としては先週末に形成されたドル高圏内での揉み合い商状となっている。
ドル円は160円付近での取引。東京昼過ぎにつけた160.39付近を高値に、その後は上値を抑えられている。ロンドン序盤には一時159.86付近まで急落する場面があり、市場に緊張感が走った。しかし、すぐに160円付近へと買い戻されている。160円台では介入警戒感も指摘されるなかで、本日NYカットオプションが160円ちょうどに観測されており、値動きを引き戻す効果が指摘されている。
ユーロドルは1.15台前半での取引。先週末終値1.1522を軸に方向感に欠ける振幅に終始している。東京午後の1.1540付近からロンドン序盤の1.1500付近までのレンジで推移している。足元では、トランプ米大統領の「イラン・イスラエル即時停戦検討」発言で原油が反落、ややドル売りの動きもレンジ内にとどまっている。ユーロ円は東京午後の185.00付近を高値に軟調に推移しており、ロンドン序盤には184.01付近まで下押しされた。ドル円とともに上値を抑えられている。対ポンドでは目立った方向性を示していない。4月独製造業受注は大幅に落ち込んだが、前月の大幅上昇の反動とみられていた。ユーロ圏投資家信頼感は予想を上回ったが、引き続きマイナス圏に留まった。
ポンドドルは1.33台半ばでの取引。ユーロドルとともに先週末終値付近での揉み合い。東京午前の1.3350付近を高値にロンドン序盤には一時1.3306付近まで下げた。その後はトランプ発言もあって1.3360付近へと小幅に高値を伸ばしている。ポンド円は上値重く推移。東京午前の214.05付近を高値に、ロンドン序盤には一時212.94付近まで下落。その後は213円台半ばへ下げ渋っている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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