ドル安継続、豪ドル/ドルやポンドドルが上昇基調=東京為替概況
東京外為市場、序盤は閑散小動きとなっていたが、時間外取引の米国株先物がプラス圏に浮上すると、中盤以降はドル安、円安傾向となった。とりわけ対豪ドルでのドル安傾向が鮮明になっており、豪ドル/ドルは2018年6月以来の高値水準となる0.7664ドル近辺まで上値を伸ばした。
ポンドドルも上昇基調を維持しており、終盤に1.3557ドル近辺まで上昇した。欧州連合(EU)加盟国政府が29日、英国との間で24日に合意した自由貿易協定(FTA)などを承認したと伝えられており、ポンド買いにつながっているようだ。
ユーロドルは中盤にかけて1.2295ドル付近まで強含んだが、その後は1.2280ドル台で小動きとなっており、上値の重さがみられている。市場では1.2300ドルより上に大口のストップ・ロス(損失確定)のオーダーが観測されており、その防衛のための売りが断続的に出ているもよう。
日経平均株価は3日ぶり反落。前場は前日比で一時200円超の下落となったが、後場はプラスに浮上する場面もあった。終値は前営業日比123.98円安の2万7444.17円となった。
午後3時7分現在では、ドル円は1ドル=103.33円前後、ユーロ円は1ユーロ=126.94円近辺、ユーロドルは1ユーロ=1.2285ドル前後で取引されている。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。