HSBCでは金価格の下落を予想、1800ドルまで弱含む可能性
英国・香港の金融大手HSBCでは、金相場について2つの理由を挙げ、弱気な見通しを示した。
HSBCのアナリストは(1)急騰する米ドル、(2)米国債利回りの急上昇を想定しているとし、これらが金価格の下落につながると予想。最近の急激な株式指数の反発は、投資家のリスク選好意欲の高まりを示しているとし、これも金価格を圧迫するとした。
そのうえで、心理面やリスク感情の変化は、当面の金相場に重くのしかかる可能性があると指摘。NY金は1オンスあたり1800ドルまで弱含む可能性があるとの見方を示した。さらに、ドルや米国債利回りが一段と上昇すれば、金価格はさらなる下落圧力を受ける可能性があるとした。
執筆者 : MINKABU PRESS
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