ドル円は前日高値近辺まで上昇、リスク警戒のドル高継続=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は105.48円付近まで上昇し、前日高値の105.49円付近の上抜けをトライする展開になっている。前日の海外市場からリスク警戒のドル高となっているが、東京市場では日経平均株価の軟調推移を背景に円高傾向ともなっており、値動きは一時こう着した。しかし、日経平均の下げ渋りを受けて円高圧力が和らぎつつあり、ドル円はじり高の動きがみられている。
スイスフランが序盤に上昇しており、スイス円は114.38円近辺まで強含み、ドルスイスは0.9216フラン近辺まで弱含んだ。欧州では新型コロナウイルスの感染が再び拡大しており、英国やフランス政府が日本時間早朝、レストランの営業禁止などの施策を公表。これを受けてリスク回避ムードが強まり、スイスフランが選好されているもよう。加えて、本日はスイス中銀の政策金利公表が予定されており、その前のポジション調整もあるようだ。
日経平均は続落。前引けでは前営業日比132.00円安の2万3214.49円となった。
午前11時34分現在では、ドル円は1ドル=105.45円、ユーロドルは1ユーロ=1.1659ドル、ユーロ円は1ユーロ=122.94円、ポンド円は1ポンド=134.07円、豪ドル円は1豪ドル=74.41円、NZドル円は1NZドル=68.94円、スイス円は1スイスフラン=114.25円、カナダ円は1カナダドル=78.75円付近で推移している。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。