アジア株 上海香港は上値重い 米政府が中国人1000人のビザ無効に、中国が南シナ海巡り米国を非難

アジア株　上海香港は上値重い　米政府が中国人1000人のビザ無効に、中国が南シナ海巡り米国を非難

東京時間14:02現在
香港ハンセン指数　　 24499.94（+31.01　+0.13%）
中国上海総合指数　 3264.20（+9.57　+0.29%）
台湾加権指数　　　　 12660.26（+51.68　+0.41%）
韓国総合株価指数　 2402.40（+26.59　+1.12%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 5893.50（+14.87　+0.25%）
インドＳＥＮＳＥＸ３０種　 38493.70（+299.78　+0.78%）

アジア株は軒並み上昇、前日の米株大幅反発を好感した買いが続いている。ただ、米中対立激化懸念が高まっており、上海と香港は上値の重い展開に。

中国人民解放軍とつながりのある中国の研究者や学生の米国への入国を阻止するための措置として、米政府は中国人1000人余りのビザを無効にしたとロイターが報じている。そのほか、中国の王毅国務委員兼外相が東アジアサミット外相会議に出席した際に、南シナ海を巡り米国を軍事化の最大の推進者になっていると非難したと共同が報じている。また、ポンペオ米国務長官は人民日報は米国大使の論説掲載を拒否したと再び非難した。

豪中対立激化も懸念されている。豪当局が中国人ジャーナリストを事情聴取したとの報道が伝わっている。また、中国人学者2人のビザが取り消されたとも報じられた。先日には、豪州国籍のニュースキャスターが中国当局に拘束された件や、中国駐在の豪人メディア記者2人が中国国家安全部から尋問を受けたため、豪大使館に保護され帰国したこともあり、豪州と中国の関係は一段と悪化している。