ドル、FRBが利下げ期待を一段と高めなければ一時的に上昇も=NY為替
NY時間の昼に入ってドル円は147円台前半での推移となっている。本日はややドル安が優勢となる中、ドル円は上値の重い展開が見られている。ただ、下押す動きまでは無く、21日線の水準は維持されている状況。
全体的には今週のFOMC待ちで様子見の雰囲気が強まっているが、一部からは、FRBが利下げ期待を一段と高めなければドルが一時的に上昇の反応を見せる可能性が指摘されている。
FRBは水曜日に利下げを実施するとの見方が大勢だが、アナリストは「FRBが一段の利下げの可能性を示唆しない限り、発表後にドルは一時的に上昇する可能性がある」と指摘している。FRBは既に大幅利下げの期待をさらに高めるのはハードルが高い。市場は2026年末までに計1.40%ポイントの利下げを織り込んでおり、これを踏まえると、水曜日の発表後にドルは上昇する可能性があるという。
ただし、特に米雇用統計が弱い状態が続けば、利下げペースが加速する見通しを考慮すると、上昇は一時的なものにとどまる可能性が高いとも指摘している。
USD/JPY 147.37 EUR/USD 1.1757 GBP/USD 1.3599
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。