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アジア株は下落、新型コロナ世界で1000万人突破、米経済活動再開停止で景気回復の遅れを警戒

株式 

アジア株は下落、新型コロナ世界で1000万人突破、米経済活動再開停止で景気回復の遅れを警戒

東京時間10:54現在
香港ハンセン指数   24464.24(-85.75 -0.35%)
中国上海総合指数  2961.13(-18.43 -0.62%)
台湾加権指数     11584.67(-76.00 -0.65%)
韓国総合株価指数  2117.14(-17.51 -0.82%)
豪ASX200指数    5839.60(-64.48 -1.09%)

アジア株は総じて下落、新型コロナウイルス感染拡大懸念が高まっている。
世界で新型コロナウイルス感染者が1000万人を突破した。特に米国での増加が懸念されており、ダウ先物は取引開始直後200ドル超下げた。
テキサス州やフロリダ州、アリゾナ州などで感染が急拡大しており、感染者は米全土で253万人になった。テキサス州の新型コロナ陽性率は27日、過去最高の14.31%になった。感染拡大を受け、28日、カリフォルニア州の一部地域でバーなどの営業を即時停止する命令が下された。テキサス州では、川下りをするレジャースポーツ・ラフティングが禁止され、フロリダ州マイアミでは7月4日の独立記念日の3連休に一部ビーチが閉鎖されることになった。
市場では感染「第2波」による米経済活動再開停止への警戒が高まっている。このまま感染が拡大し続けると再びロックダウンが導入される可能性が出てくる。米疾病対策センターの元所長は、米国の感染者は数週間増加し続けるだろうとの見通しを示した。
ブラジルやチリ、ペルーなど南米でも急増してるほか、このところ、南アフリカでの感染拡大も目立つ。南アで、週末、1日としては過去最多となる7210人の新規感染者が確認された。死者も最多の73人。28日時点で感染者数は累計13万8000人、死者は2456人。南ア保健省は、最大都市であるヨハネスブルグがあるハウテン州で今後、感染者が最大規模に増加する見通しだと発表した。

端午節休場明け上海株は0.62%安。新型コロナに加え、米中対立懸念も高まっている。中国で28日、全国人民代表大会の常務委員会が開催された。最終日である30日に「香港版国家安全法」が可決・成立し、7月1日に施行される見通しとなっている。

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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