ドル円は前日のドル高円安に調整が入る=東京為替概況
ドル円は前日のドル高円安に調整が入る=東京為替概況
昨日の海外市場で1ドル=149円台後半から150円20銭台まで上昇したドル円。東京朝に150円14銭を付ける場面も、その後はドル売り円買いが優勢となった。朝の日銀短観は大企業製造業景気判断が4期ぶりに悪化したものの、市場予想に一致。同見通しは市場予想ほどの低下を見せなかったこともあり円買いに寄与。昨日一時4.2570%まで上昇した米10年債利回りはNY夕方に4.20%台まで低下。東京朝は4.21%台を付けたが、その後4.18%台まで低下しており、ドル円の重石となった。
ユーロドルは1.0820台を中心とした推移から、早出のロンドン勢がき始める日本時間14時過ぎに売りが強まり1.0799を付けている。ユーロ円はドル円の高値からの下げと対ドルでのユーロ売りを受けて朝に付けた162円38銭から161円80銭までユーロ安円高となった。
12時半の豪準備銀行(中央銀行)金融政策会合は市場予想通り政策金利を4.1%で据え置いた。その後のブロック総裁会見では利下げにやや慎重なタカ派姿勢が見られ豪ドル買い。午前中0.6230ドル台を付けていたが、0.6269ドルまで一時上昇した。対円では午前中の93円27銭から93円87銭を付けている。
MINKABUPRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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