ドル売り強まる 感染が拡大でFRBによる早期利下げ期待が浮上か=NY為替
先ほどからドル売りが強まっている。日本時間0時に発表になった米消費者信頼感指数が予想を下回ったことをきっかけに、再びドル売りの反応を強めているようだ。米国債利回りも下げ幅を拡大しており、前日急落した米株も反発して始まったものの上値が重く、ダウ平均は下げに転じている。
米国市場は株式市場中心に新型ウイルスの米経済への影響を過小評価していた面も見られていた。ただ、感染拡大が依然として収束を見せず、世界各地に拡大する中、米経済への影響を改めて意識しているのかもしれない。それに伴い、市場ではFRBによる早期利下げ期待が浮上しており、為替市場はドル売りを強めているものと思われる。もともとドルのバリュエーションの高さは不安材料となっていた。
ドル円は110.05円付近まで一時下落し、110円割れを試す動きが見られている。一方、ポンドがドル安の追い風を受けているようで、ポンドドルは1.30ドルを試す動きが見られている状況。
USD/JPY 110.18 EUR/USD 1.0851 GBP/USD 1.2993
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。