ドル円一時110円台前半、新型ウイルス警戒ムードが継続=ロンドン為替概況

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ドル円一時110円台前半、新型ウイルス警戒ムードが継続=ロンドン為替概況

 25日のロンドン市場では、円買いの動きが再燃している。新型ウイルス感染がアジアのみならず、イタリアやイランなどでも拡大しており、世界的なパンデミックへの警戒感が高まっている。きょうもイタリア債が売られている。欧州株は前日の急落を受けて、序盤はやや反発したものの、再び下落に転じており、主要株価指数は一時1%超安となった。米株先物も上げ幅を縮小しており、ダウ先物は一時マイナスに転じる場面もあった。この日は決定的なニュースはでていないが、不安心理は払しょくできていない。ドル円は111円近辺が重く110円台前半へと再び下落。ユーロ円は120円台割れ。豪ドル円は73円台割れ。ポンド円はやや底堅く143円台前半から半ばでの揉み合いとなっている。ポンドには対ユーロや対ドルでも買いが入っている。第4四半期のドイツGDP確報値は前期比変わらずと、速報値と同水準。引き続き低迷した。

 ドル円は110円台半ばでの取引。東京午前の反発局面では111.04レベルまで買われたが、その後は上値が重くなっている。ロンドン市場では110.80近辺から売りが継続。欧州株が序盤の上げを消して下げ幅を拡大する動きとともに110.35レベルまで安値を広げた。ただ、前日のNY市場でつけた安値110.33レベルには届いていない。目立った新規報道はないものの、世界的な新型ウイルス感染拡大への不安感は払しょくできていないようだ。

 ユーロドルは1.08台前半での取引。序盤に上値を試したが1.0860台までにとどまった。その後は欧州株が再び軟調に推移するなかで1.0830近辺まで下落している。ユーロ円は120円台前半から大台を割り込むと119.59レベルに安値を広げた。対ポンドでも軟調。イタリアでの感染拡大を受けてこの日もイタリア債が売られている。欧州株が総じて下落するなかで、イタリア株価指数は1%超安と冴えない動きとなっている。第4四半期のドイツGDP確報値は前期比変わらずと、速報値と同水準。引き続き低迷した。

 ポンドドルは1.29台後半での取引。ユーロとは対照的に堅調な動き。1.2930-40レベルから上昇して一時1.2995レベルまで買われた。その後は買い一服も1.29台後半を維持している。前日の下落からの調整の動きのようだ。ポンド円は143円台前半から半ばでの揉み合い。東京市場からのレンジ内にとどまっている。欧州株全般に軟調な中では、底堅く推移している。ユーロポンドに売りが入っており、0.83台後半から0.8350割れまで下押しされている。2月の英CBI小売流通指数は+1と前回のゼロから改善したが、事前予想+3は下回った。2018年11月以来のプラス圏回復となった。ただ、ポンド相場は事前に買われていたこともあり、発表後は上昇一服となっている。
 
MINKABU PRESS 松木秀明

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