ドル円は112円前後での推移、米債利回り低下など重石=東京為替概況
ドル円は112円前後での推移となった。昨日の海外市場で112円23銭まで上昇した後、111円台後半まで調整が入り、112円台に再び乗せて東京朝を迎えたドル円。その後は112円割れの町営を経て、112円19銭までと再び高値をうかがう勢いを見せたが、衆議院財務金融委員会で答弁した黒田日銀総裁が現在追加緩和を具体的に検討する段階にないと発言したことなどを受けて111円台に調整が入る展開に。
その後、中国の新規感染者が前日よりも増えたこと、韓国で死者が出たことなどを受けて、アジア株安が入る中で112円台までドル買い円売りが入る場面が見られたが、米債利回りの低下を受けたドル売りが入ったこともあり、111円台値を落としている。
米債利回りは10年債が昨年9月以来の1.50%割れ。一時1.4848%まで低下する展開となった。昨日朝は1.58%台を付けており、1日ちょっとで10BP近い低下に。
ユーロは1.0790台での推移。ドル売りの流れで若干買いも値幅は10ポイントと限定的。
オセアニア通貨は売りが継続。豪ドルは昨日対ドルで2009年以来の安値を付けたが、今日も下げが継続。昨日の水準を超えて、一時0.66台を割り込むところまで売りが強まった。
MINABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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