ドル円は直近高値更新=東京為替概況
昨日の海外市場で米指標の強さもあって上昇を見せたドル円。海外市場では、今週14日に昨年5月以来の110円台を付けた際、ストップを巻き込んで上昇した高値110円21銭手前の売りに頭を抑えられていたが、東京市場に入って高値を更新。一時110円29銭まで上値を伸ばす場面が見られた。
その後は少し調整が入り、110円20銭前後を中心としたもみ合いに。イラン・ロウハニ大統領がウランの濃縮精度が高まっていると発言するなど、懸念材料も一部で見られたが、昨日の海外市場の流れを受けて東京株式市場が堅調な動きを見せたことなどを好感してリスク選好の円安が続き、下値しっかり感が継続している。
注目された中国の第4四半期GDPは予想通りの前年比+6.0%。今年に入って伸びが鈍化する流れが続いていたが、第3四半期の伸びと同水準となり、底打ちの動きに。この結果もあって中国人民元は対ドルでやや元高傾向に。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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