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【これからの見通し】ECB理事会、FOMC後のドル売り圧力、英総選挙結果控えたポンド買い 

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【これからの見通し】ECB理事会、FOMC後のドル売り圧力、英総選挙結果控えたポンド買い 

 この後の海外市場では、ポンド相場が主導権を握りそうだ。きょう12日に実施される英総選挙では、事前に保守党の優勢が伝えられており、労働党に対するリードには揺るぎが無いとの見方を形成している。ポンド相場は連日、上昇しており、保守党の過半数獲得の期待を織り込んできている。明日の東京朝方には出口調査の結果が出始める見込み。初期の報道にポンド相場が振り回される場面は想定しておきたい。ボラティリティーが高まっていることに注意が必要に。結果が予想外に労働党優勢となれば、ポンドはサプライズ売りとなり、パニック相場となりそうだ。また、保守党優勢であっても過半数割れのハングパーラメント状態でもポンドには悪材料となろう。順当に保守党が過半数以上を獲得する場合は、その度合いによってポンド相場に反応も変化しそうだ。350議席などの圧勝であれば、ポンド買いに反応しそうだ。しかし、材料出尽くしの反応も想定される。利益確保のタイミングは難しそうだ。

 それに先立ってきょうは今年最後のECB理事会が行われる。ラガルド総裁体制になって初の会合。金融政策の枠組みの見直し作業が行われるなかで、政策金利などは据え置きと予想されている。物価目標の2%もしくはそれを下回る水準との現在の表現を、シンメトリカルな表現に変更することが検討されているようだ。2%を超えるインフレが続くことが容認される内容と捉えられれば、市場は緩和強化と解釈することになろう。ただ、きょうはまだ時期尚早となりそうだ。また、経済見通しが、一段と下方修正されるのか、あるいは底入れの兆候があることが示されるのかのポイントもチェックしておきたい。ラガルドECB総裁の会見では、具体的な金融政策の内容について踏み込む発言があるのかどうかも注目される。

 この後の海外市場で発表されるその他の経済指標は、ドイツ消費者物価指数・確報値(11月)、ユーロ圏鉱工業生産指数(10月)、スイス中銀政策金利、インド鉱工業生産(10月)、南ア生産者物価指数(11月)、トルコ中銀政策金利、米生産者物価指数(11月)、米新規失業保険申請件数(7日までの週)など。トルコ中銀は現行の14.00%から12.50%に政策金利を引き下げる見込み。

 金融当局者の講演・イベント関連では、ラガルドECB総裁の記者会見のほかに、ポロズ加中銀総裁の講演および会見が予定されている。トランプ米大統領は、対中関税発動巡り関係閣僚と協議を行う予定。米30年債入札(160億ドル)が実施される。


MINKABU PRESS 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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