米中貿易戦争の激化を警戒し円買い優勢、オセアニア通貨は軟調=東京為替概況
27日の東京外国為替市場で、ドル円は105円後半で軟調に推移した。昨日はトランプ米大統領の発言を巡って右往左往する場面はあったが、行き詰まっている米中通商協議が従来の軌道に戻ることを期待するだけの背景はなく、依然として米中貿易戦争の激化が警戒されている。
ユーロ円は117円前半、ポンド円は129円ちょうど付近まで下落。
デベル豪中銀(RBA)総裁補佐が利下げを続けた場合の政策金利の最低水準として0.00~0.50%との認識を示した。豪ドル相場に目立った反応はみられなかったが、米中貿易戦争の激化を警戒してオセアニア通貨は重く、豪ドル/ドルは0.67ドル半ば、豪ドル円は71円半ばまで軟化した。
ユーロドルは1.11ドルちょうど付近、ポンドドルは1.22ドル前半で推移し、昨日の安値水準でもみ合い。
minkabu PRESS編集部
執筆者 : MINKABU PRESS
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