アルファベット下落 データセンターやユーチューブへの投資が圧迫=米国株個別
アルファベットが下落しており、ナスダックを圧迫。前日引け後に10-12月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回ったものの、市場は営業利益が予想を大きく下回ったことが嫌気されている。営業利益率も約21%と前年同期よりも低下している。
設備投資が予想以上に増加しており利益を圧迫している。データセンターやユーチューブのコンテンツ費用、人員増加など多額の投資が響いた。アルファベットの従業員数は2018年末時点で9万8771人と、前年比23%増加している。ポラットCFOは「設備投資はかなりのペースで伸びているが、同社の原動力は技術インフラへの投資だ」と説明した。
同社が保有する現金等は昨年末時点で1091.4億で、一部を自社株買いに利用しているが、クラウド事業の大型買収の観測も広がっている。ポラットCFOは買収に対して「非常にオープンだ」と語った。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益:12.77ドル(予想:10.85ドル)
・売上高(トラフィック獲得コスト除く):318.4億ドル(予想:313.3億ドル)
・営業利益:82億ドル(予想:86.7億ドル)
・営業利益率:21%(前年:24%)
・設備投資:70.8億ドル(予想:56.6億ドル)
・有料クリック数:+66%
・1クリック単価:-29%
・広告収入:326.4億ドル
・保有資産の売り上げ:270.2億ドル
・他収入:64.9億ドル
・グーグル以外の収入:1.54億ドル
・グーグル以外の営業損益:13.3億ドル赤字
(NY時間09:54)
アルファベット(C) 1128.79(-4.01 -0.35%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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