【本日の見通し】ドル高継続意識、週末前の調整には警戒
【本日の見通し】ドル高継続意識、週末前の調整には警戒
昨日の市場でドル円は156円42銭まで上値を伸ばした。トランプラリー継続でしっかりした動きを続けている中で、パウエル議長が利下げを急ぐ必要性を示す経済状況ではないと発言したことでドル高が強まり、156円台にしっかり乗せての上昇となった。
この後もドルはしっかりの動きが見込まれる。押し目があまり目立っていないだけに、買い遅れ感も出ており、下がると買いが出る流れが続くと予想される。
ただ、週末を前にしたポジション調整には要注意。トランプ次期政権人事などが進む中、週末越しのポジション維持を警戒する動きが出ると、いったん調整の動きもありそう。また22時半の米小売売上高にも要警戒。前回から小幅鈍化程度の伸びが見込まれているが、ハリケーンの影響などでブレが出る可能性がある。雇用統計同様に大きく下にぶれた場合、ポジション調整のきっかけになる可能性がある。
ユーロドルは海外市場で1.05を一時割り込んだ。動き自体はじっくりしたものが目立つが、じりじりと下をトライする流れ。この後も戻りでは売りが出てくる展開か。
ユーロ円などクロス円はドル主導で不安定な流れ。ドル円の堅調さが支えとなり、基本はしっかりか。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。