やや円買い、18日の植田日銀総裁講演を警戒か、タカ派姿勢表明しなければ円売り加速と海外勢
やや円買い、18日の植田日銀総裁講演を警戒か、タカ派姿勢表明しなければ円売り加速と海外勢
日米の経済成長格差を意識した円売り・ドル買いでドル円は一時156.74円付近まで上昇したが、その後、日銀の植田総裁が18日に金融経済懇談会で講演する予定との報道に海外勢が円買いで反応したとの声が聞かれる。
ただ、ドル円の下げは限定的。パウエルFRB議長が利下げを急がない姿勢を示しているうえ、トランプ政権によるインフレ加速観測が高まっており、ドル買いが続いている。時間外で米10年債利回りは上昇、ダウは130ドル安。
ドル円が156円台にしっかり乗せていることから日銀の12月利上げ観測が高まっており、植田総裁が12月利上げに向けタカ派姿勢を示すのではないかと、一部海外勢は見ているようだ。植田総裁が来週タカ派姿勢を表明する機会を逃した場合、円売りが加速する可能性がある。
執筆者 : MINKABU PRESS
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