アマゾンが下落 CFOの発言が嫌気される=米国株個別
アマゾンが下落しておりナスダックを圧迫。前日引け後に10-12月期の決算を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、ホリデーシーズンの小売りの伸びが大きく鈍化したことや、1-3月期の見通しが市場予想を下回ったこと、そして、同社のCFOの発言が嫌気されている。
オルサフスキーCFOは、インドのeコマース規制の影響は不透明だと述べた。また、昨年の資本投資が少なめだったとし、今年は支出が増える可能性を示唆したことも嫌気されている。インド事業の不確実性に関するコメントも嫌気されている。アナリストからはインドが苦戦となれば、アマゾンの将来にはダメージが大きいと指摘されている。クラウド部門のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の売上高は45%増加し、勢いを維持した。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):6.04ドル(予想:5.56ドル)
・売上高:723.8億ドル(予想:719.2億ドル)
AWS:74.3億ドル
・営業利益:37.9億ドル(予想:36.5億ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:560~600億ドル(予想:609.9億ドル)
・営業利益:23~33億ドル(予想:29.9億ド)
(NY時間10:34)
アマゾン 1650.22(-68.51 -3.99%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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