【本日の見通し】ドル円は今日、明日の日銀会合待ち
【本日の見通し】ドル円は今日、明日の日銀会合待ち
注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)は、市場予想通り政策金利を据え置き、ウォーシュ議長会見では、「情報を蓄積し状況に応じ行動の用意がある」と、データ次第との姿勢を崩さなかった。市場は次回12月の利上げを見込んでおり、より明確なシグナルを期待していた分、会見後はドル売りが強まった。ただ、直近レンジ内での値動きにとどまっている。
市場は今日、明日の日銀金融政策決定会合待ちとなっている。こちらも据え置きで見通しはほぼ一致している。ただ、今回は「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」が発表される回となっている。前回のレポートでの原油相場の想定水準を大きく上回った推移となっており、物価見通しの上方修正が確実視されている。どこまでの上方修正になるのかがポイントとなりそうで、水準次第では今後の利上げ期待が強まる形で、円買いとなる可能性がある。
ドル円は明日の会合結果をにらみつつ、157円台から158円台半ばでの推移となりそう。上下ともにやや動きにくい展開か。
今日はECB理事会の結果発表も予定されている。こちらも予想は据え置きとなっている。注目はラガルドECB総裁の会見となる。原油高などを受けたインフレ圧力を強調し、今後の利上げに向けた姿勢をどこまで示すかが焦点となる。フランスの財政懸念への言及も注目されるが、現時点ではフランス国内で対応するべきことという姿勢を崩さないとみられる。
ユーロドルはECB理事会まで1.11台で落ち着いた動きが見込まれる。その後は会見次第となるが、リスクはやや下方向と見ている。ユーロ円はロンドン市場での175.40円台から176.40円台まで上昇した後、ドル円の下げもあって176.00円前後に落としている。ECB理事会までは176.00円前後での推移となりそう。その後は会見次第となるものの、日銀会合までは円がらみの動きが出にくく、一方向の動きにはなりにくい。
ポンドは注目された英政府の秋季予算案が比較的無難なものとなったことで市場に安心感が出た。ポンドドルは1.32台後半からじりじりと上昇。NY午後のドル売りで1.3340ドル近くまで上値を伸ばした。この後も比較的しっかりした動きが期待される。ポンド円は209.50円台から210.60円台まで上値を伸ばした。その後ドル円の下げもあって210.20円台まで下げているが、地合いはやや堅調という印象。下がると買いが出る展開となりそう。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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