ドル高がやや優勢=東京為替概況
ドル高がやや優勢=東京為替概況
ドル買いが先行する展開となった。ドル円は朝方の157.40円台から午前中に157.75円まで上昇し、前日高値(157.64円)を上回った。持ち高調整から一時157.55円まで軟化する場面もあったが下値は限定的で、午後には再び上値を試して157.83円まで上昇した。今日・明日の米FOMCや木・金曜日の日銀金融政策決定会合といった日米の重要イベントを前に警戒感も漂うが、基調としてはしっかりとした動きが続いている。
時間外取引で米10年債利回りが4.997%から4.964%へ低下し、NY原油先物も101ドル台から100ドル台半ばへ下落するなど、ドル安につながりやすい材料も散見された。しかし、フランスの財政不安を背景にユーロ売り・ドル買いが強まったことで、全般的にドル高の流れが勝る形となった。その後NY原油は下げ分を解消する動きを見せており、午後のドル買いを支える形となった。
ユーロ円は176.00円を挟んで方向感を欠く動き。午前は175.94円から176.19円まで上昇したものの、ユーロドルの下落につれて午後には一時175.93円まで値を崩した。ただ、ドル円の反発に下値を支えられ、その後は176.24円まで買い直された。
ポンド円も同様に、210円台前半での往来となった。午前に210.04円から210.42円まで買われた後、午後は一時210.07円まで反落。しかし、ドル円の上昇に連れ高となって210.43円を付け、午前の高値をわずかに塗り替えている。
ユーロドルは軟調。ムーディーズの格付け据え置きによる安心感は長続きせず、欧米市場で「格下げは時間の問題」との見方が広がった流れを引き継いだ。午前中に1.1163ドルまで下落した後は1.1174ドル付近へ下げ渋る場面も見られたが、戻りは鈍く、午後も安値圏での推移となっている。
ポンドドルも午前に1.3349ドルまで買われた後は戻り売りに押され、午後には1.3329ドルまでじり安となった。明日に英秋季予算案の発表を控えていることもあり、値幅は20ポイント程度と狭いレンジでのもみ合いに終始した。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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