【本日の見通し】ドル円は堅調地合いの維持見込みも、FOMCなどのイベントをにらむ展開
【本日の見通し】ドル円は堅調地合いの維持見込みも、FOMCなどのイベントをにらむ展開
ドル高・円安が継続し、海外市場で157.98円を付けた。その後も高値圏での推移が続いている。先週強まったAI関連株の下げが一段落し、原油高も落ち着く中で、リスク警戒の円買いが一服した。また、フランスの財政懸念を背景にユーロドルでユーロ売り・ドル買いが続いており、全般的なドル買い圧力につながっている。
ただ、この後はイベントが多く控えており、かなり神経質な動きが予想される。今晩結果が発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)は、政策金利の据え置きで見通しがほぼ一致しているものの、市場は次回12月会合での利上げを80%以上織り込んでいる。ウォーシュ議長の記者会見などでこうした見通しが強まるかどうかが焦点となる。
本日はそれ以外にもNZおよびカナダの政策金利発表、豪CPI、英政府の秋季予算案発表など、注目材料が目白押しとなっている。NZは利上げが有力視され、カナダは据え置きの見通し。豪CPIが上振れした場合は今後の利上げ期待が高まる可能性がある。
これら重要イベントをにらみながらの展開となりそうだ。ドル円に関しては明日からの日銀金融政策決定会合も控えているため、一方向への偏った動きにはなりにくい。158円台後半からは本邦通貨当局によるドル売り介入への警戒感も強まりやすく、157円台から158円台半ばを中心としたレンジ内でのもみ合いを見込む。
ユーロドルはフランスの財政懸念もあって上値の重い推移が続く。一時1.1122ドルまで下落しており、今月14日に付けた年初来安値1.1115ドルが目前に迫っている。明日のECB理事会は政策金利の据え置きが見込まれており波乱要素は少ないものの、ユーロドルは下落トレンドが継続しており、1.10ドル台トライの機会をうかがう流れが続きそうだ。
ユーロ円は対ドルでのユーロ売りとドル円での円売りが交錯している。昨日はロンドン朝に176.20円台まで上昇したものの、対ドルでのユーロ売りに押されて175.60円まで軟化し、その後は175円台後半でのもみ合いとなった。この後もFOMCを控えてドル主導の相場が想定され、方向感は定まりにくいとみる。
ポンドドルはドル高を受けて1.3300ドル台まで下落している。ユーロの軟調さも重石となり、戻り局面では売りが出やすい地合いだ。ただ、英秋季予算案の発表までは積極的な売買は手控えられやすい。
ポンド円は210.00円を中心とした推移が予想される。こちらも秋季予算案の発表を見極めるまでは、上下ともに動きが出にくい展開となりそうだ。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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