ドル円、158円台での底堅い展開が続く=NY為替序盤
きょうの為替市場、本日も原油・米国債利回りは上昇しており、ドル円は158円台での底堅い展開が続いている。ただ、引き続き158円台半ばに来ている200日線には慎重なようだ。
足元は160円の大台に向けた推移が続いているが、10月は据え置きが確実視されているものの、FRBの利上げ姿勢に変化がないことや、日銀のタカ派的な利上げ観測やGPIFの国内投資比率引き上げに対する期待は後退。これら要因から円買いの妙味は薄れている状況。
海外のストラテジストからは、現在の環境は一定の円安を正当化するものの、日本の当局が為替の絶対的水準に敏感である点を見落とすべきではないとの指摘が出ている。たとえ160円が直ちに介入の目安とならないとしても、当局による買い介入のリスクは着実に高まっているという。
介入判断においては、金利差から導き出される理論値と実際の足元の相場との乖離幅が重要な指標となるが、過去の回帰分析に基づくと、現在の日米2年国債利回りの格差(約2.9%ポイント)から試算される適正水準は141円近辺。これに対して、足元は158円台で推移しており、約17円もの乖離が生じている。しかし、今年前半の介入直前に見られた極端な乖離にはまだ達していない。
但し、現在の金利差が固定されたままで円安が進んだ場合は介入リスクは急上昇するという。160円は引き続き心理的節目の重要水準であるほか、161.50円超ならば、過去の実績からしても歴史的な警戒水準に突入するという。
日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は159円に観測されている。
8日(木)
159.00(20.6億ドル)
9日(金)
158.00(11.0億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。