ユーロ売り再燃、仏債利回りが上昇 ユーロドル1.11台に下落=ロンドン為替概況
ユーロ売り再燃、仏債利回りが上昇 ユーロドル1.11台に下落=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ユーロ売りが再燃している。フランスの政局・財政不安を背景にユーロ売りが一気に強まり、主要通貨に対して下落する展開となった。昨日は仏国債の下落が一服したが、本日は再び仏債売りが強まり、フランス10年債利回りは4.70%台から4.90%台へ上昇している。独仏10年債利回り格差も127bp近辺から139bpへ拡大し、欧州の信用リスク不安がユーロ売りを主導した。ユーロドルは1.1200ドルを割り込むとストップロスを巻き込み1.1180レベルまで下落。オプション市場でもユーロプット優勢が続き、ダウンサイド警戒が強い。このユーロ安は市場心理を冷やし、円買い・ドル買いへ波及。ドル円は158.51付近を高値に157.85付近まで下落したあと、158円台前半に戻す神経質な振幅。ユーロ円は176.30付近まで、ポンド円も208.95付近まで下げた。足元では円買いは一服も、米債利回り上昇を受けてドル買い圧力は根強い状況。
ドル円は158円台前半での取引。東京午前に158.51付近まで買われたあとは上値を抑えられている。ロンドン序盤には一時157.85付近まで下落する場面があった。ユーロ円の下落に連れ安となった格好。しかし、米債利回りの上昇を受けて買戻しが入り、158円台前半まで戻している。
ユーロドルは1.11台後半での取引。この日は一貫して軟調に推移している。東京早朝の1.1263付近を高値に売られ、ロンドン序盤には一気に1.1180付近まで下落。その後の戻りも限定的。ユーロ円は東京午前に178.30付近まで小幅に買われたあとは、上値を抑えられている。ロンドン序盤には177.50割れから安値を176.55付近に更新した。しかし、その後は177円台前半へと下げ渋っている。対ポンドでもユーロ売りが優勢。独仏債利回り格差が再び拡大、フランスの財政および政情不安は払しょくできない状況となっている。
ポンドドルは1.32台前半での取引。東京早朝の1.3276付近を高値に売られ、足元では安値を1.3222付近に更新してきている。ポンド円は東京午前に210.21付近まで一時上昇も、その後は上値重く推移している。ロンドン序盤には売りが加速し、209円台後半から一時208.95付近まで下落した。その後は下げ一服も209円台半ばまでの戻りにとどまっている。ユーロポンドは0.8491付近を高値にロンドン序盤には0.8448付近まで下落した。その後は0.8460台までの反発の動きにとどまっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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