ポンドの低ボラティリティ、予算案へのリスクが過小評価されている可能性=NY為替
本日の為替市場はドル安が優勢となる中、ポンドドルは1.35ドル台に買い戻されている。ただ、本日の21日線が1.3550ドル付近に来ているが、その水準では上値を抑えられている状況。一方、円高が強まっておりポンド円は急落。一時210円を割り込む場面も見られた。一気に200日線を下放れる展開となっている。
ポンドドルの3カ月物のボラティリティは過去10年余りの最低水準付近で推移しているが、10月に予定されるヒーリー財務相の初の予算案発表を控える中で、リスクが過小評価されている可能性があるとの指摘が出ている。
バーナム政権は財政規律維持を掲げているものの、借り入れコストの上昇とインフレ加速の影響で財政ルール上の余力は半減する見通しとなっている。そのような中、政権が財政規律の枠組み内でどの程度柔軟な手法をとるかが焦点となっている。英国債市場の混乱がポンド相場に及ぶ懸念は払拭できでいない中、現在の低ボラティリティはリスクを十分に織り込んでおらず、10月の予算案発表が接近するにつれて、ポンドは波乱含みの展開を辿る余地は大きいという。
GBP/USD 1.3528 GBP/JPY 210.39 EUR/GBP 0.8589
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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