ドル円のボラティリティが低下 差し迫った介入への警戒感は高まっていない=NY為替
その後、ドル円は159.30円付近での推移となっている。本日の為替市場はNY時間に入ってドル高が優勢となり、ドル円は159円台に再上昇。一時159.45円付近まで上昇している。
この日のPCE価格指数と第2四半期のGDP改定値を受けてドル高の反応が見られている。PCE価格指数は、総合指数は予想を若干上回る内容だったものの、コア指数は予想通りの内容となった。GDPについては、個人消費が上方修正され、米経済の底堅さを示していた。
ただ、オプション市場ではドル円のボラティリティが低下しており、当局による差し迫った介入への警戒感は高まっていないとの指摘も出ている。1週間物のドル円のボラティリティは1カ月ぶりの低水準にあるが、介入後に付けた155円台前半からは大きく戻しているものの、160円を下回っている限り、市場参加者は追加介入リスクを比較的冷静に見ているようだ。
一方、市場の関心は日銀の今後の利上げペースにも向かっている。一部からは、日銀が9月の決定会合で追加利上げを実施し、その後も2027年1月と6月に利上げを行い、同年6月末までに政策金利を1.75%まで引き上げるとの見方も出ている。これは短期金融市場の織り込みとほぼ一致。
リスクは、日銀がタカ派方向ではなく、ハト派方向のサプライズをもたらすことだとの指摘が聞かれる。仮に9月に利上げを実施したとしても、その後の追加利上げに慎重姿勢を示せば、「ハト派的な利上げ」と市場は受け止め、ドル円が160円台に上昇する可能性があるという。
もっとも、タカ派な利上げだったとしても日米金利差は依然として大きく、円高の反応は限定的とも述べている。
USD/JPY 159.32 EUR/JPY 185.68
GBP/JPY 216.62 AUD/JPY 114.27
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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