ドル円、162円台前半での推移 イラン情勢は緊迫化も比較的落ち着いたムード=NY為替序盤
きょうの為替市場、ドル高が一服する中、ドル円は162円台前半での推移となっている。前日はイラン情勢が緊迫化し、原油相場も急伸する中、為替市場はリスク回避のドル高が強まり、ドル円も162円台後半まで上昇していた。ただ、本日は原油相場も下落し、ドル円も上げを一服させている。
イランで再度紛争が激化し、米国とイランの和平合意に向けた取り組みが脅かされているにもかかわらず、市場には比較的落ち着いたムードが広がっている。今回の緊張は停戦がいかに脆弱であるかを示しているものの、両国とも全面対立への回帰は望んでおらず、最終的には交渉の場に戻る可能性が高いと見ているとの声も出ている。
一方、市場のもう1つの関心事であるFRBの動向だが、前日のFOMC議事録では、今後の金利の方向性を巡り委員の間で意見が分かれていたことが示されていた。アナリストは「委員の多くは、エネルギー価格下落や関税による一時的な影響の一巡に伴い、インフレは鈍化するとの見方で一致していた。一方、基調的な物価上昇圧力が根強く残ることを懸念する声も一部にあった」と分析。
そのような中、まだ少数派ではあるが、エネルギー価格の動向次第では、年内据え置きの可能性もあるとの声も出ているようだ。なお、短期金融市場では年内1回の利上げを完全に織り込んでいる。
日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は163円に観測されている。
9日(木)
163.00(19.4億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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