【本日の見通し】ドル高円安基調継続か
【本日の見通し】ドル高円安基調継続か
米国とイランの対立が激化しており、トランプ大統領がイランとの暫定的な停戦は終わったとの認識を示したほか、イラン側からも大規模な攻撃姿勢が示されるなど、状況が緊迫化している。これを受けて「有事のドル買い」が優勢な展開となり、ドル円は162.71円まで上値を伸ばした。この後もしっかりした動きが見込まれる。163円の大台が迫り介入警戒感も出ているが、ドル主導でのじっくりとした上昇だけに、水準はともかく、展開的には介入が入りにくい地合いとみている。
昨日のFOMC議事要旨では、投票メンバー12人だけでなく参加メンバー全員(19人)が据え置きで一致した姿勢が示された。期待ほどタカ派な姿勢が見られなかったものの、想定内の内容という印象もあり、市場の反応は限定的にとどまっている。
この後も中東情勢をにらみながらの展開が続くとみられる。原油高の一服などから警戒感が後退していた局面だっただけに、有事のドル買い再開の影響がこの後も続く可能性が高い。ドル円は163円トライを意識する展開となりそうだ。
ユーロドルは有事のドル買いを受けて海外市場で一時1.13ドル台を付けるも、その後は1.14ドル台前半に戻すなど、比較的しっかりした動き。有事のドル買いと、米FRBの早期利上げ期待の後退を受けたドル売りが交錯し、一方向への偏った動きには至っていない。
ポンドドルは堅調な推移。ロンドン朝方に1.3320ドル台を付けるなどやや売りが先行する場面も見られたが、その後は反発して一時1.34ドル台を付ける動きを見せた。
ユーロ円は185.70円台まで上値を伸ばした。対ドルでユーロがしっかりしているところにドル円の上昇が重なり、買いが強まっている。ポンド円は217.80円台まで上昇し、リーマンショック前となる2008年1月以来の高値圏に入っている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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