日本の消費者はより慎重になる可能性 日銀は利上げシグナル=NY為替
NY時間の午後に入ってドル円は157.70円付近での推移となっており、東京時間の介入観測に伴う急落を完全に取り戻している。日米の金利差と出口が見えない中東情勢を受けて、円安期待は依然根強いようだ。
エコノミストからは、中東の緊張が今後数カ月間、脆弱な日本の個人消費の回復に引き続き重しとなる可能性があるとの指摘が出ている。中東情勢が正常化せずに原油価格が高水準に留まる中、消費者心理の悪化により消費者がより節約志向になる可能性について警戒が必要だと言及。
夏にかけて電気・ガス料金の値上げが避けられないと見られる中、政府の支援がなければ、こうしたコストは低所得世帯の消費を大幅に減退させる可能性が高いと付け加えた。本日発表の3月の家計支出は前年比2.9%の減少となっていた。
一方、本日は日銀の4月会合の主な意見が公表されていたが、委員は中東情勢による経済の潜在的な下振れリスクよりも物価上振れリスクのほうを懸念しているようだとの指摘が出ている。
日銀は、基本シナリオの経済見通しを達成する確率よりも、リスクのバランスにますます焦点を当てている可能性が高いという。このため、非常に不確実性の高い環境下でも、日銀が物価上振れリスクへの対処を優先するにつれて、利上げペースが加速する可能性が高まっていると指摘している。
中東情勢の先行きが不透明な状況が続いたとしても、日銀は次回以降の決定会合で政策金利を引き上げる可能性は十分にあるとの見方も出ている。
USD/JPY 157.72 EUR/JPY 185.02
GBP/JPY 213.29 AUD/JPY 113.89
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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