【本日の見通し】イベント待ち、ドル円は157円台前半推移を中心に次の方向性を探る展開
【本日の見通し】イベント待ち、ドル円は157円台前半推移を中心に次の方向性を探る展開
本日、片山財務相とベッセント米財務長官の会談が行われる。昨日、両者は夕食会で意見を交わした。本格的な会談は本日であるため、具体的な内容についてのコメントはなかったが、日米の連携などについて協議されたものとみられる。本日の会談後に、投機的な円売りに対するけん制発言などが出てくるようであれば、ドル売り・円買いの流れが強まる可能性がある。片山氏は以前、介入について「フリーハンドである」と発言しており、今回も同様の姿勢を強調する可能性がある。こちらも円買い材料ではあるが、目新しさに欠けるだけに、市場がどこまで反応するかが注目される。
本日は米消費者物価指数(CPI)の発表も予定されている。中東情勢や介入警戒感が相場を左右する中で、米指標への関心が相対的に低下しているものの、物価統計に関しては、イラン情勢を受けた原油高によるインフレ圧力の高まりもあり、注視されている。ガソリン価格の大幅な上昇傾向もあり、高めの伸びが見込まれている。米国に関しては、利下げ期待が後退する中で当面の政策金利据え置きが見込まれているが、CPIが予想を上回る伸びを示せば、一転して再利上げへの期待が広がる可能性もあり、注意が必要だ。
ドル円はイベントをにらみつつの展開。157円台前半を中心に、次の方向性を探る展開か。介入警戒感もあり、上値が重くなれば、いったん押し戻される可能性もありそうだ。
ユーロドルは1.17ドル台後半での推移か。ECBの早期利上げ期待もあり底堅い動きとなっているが、1.18ドル台での買いには慎重な姿勢。
ユーロ円は185円台にしっかり乗せてくるなど、堅調な地合い。ドル円がいったん下げに転じれば調整が入るとみられるが、押し目では買いが入りそうな展開。中期的な上昇基調が継続している。
ポンドドルは1.3600ドルを挟んでの推移となりそう。先週の地方選での与党惨敗に伴う政治的混乱などが重石。英中銀の早期利上げ期待が下値を支えるものの、ユーロドルほどの上値追いの勢いは見られない。
ポンド円は213円台での推移。円安基調もあり、地合いは堅調。押し目買いの意欲が強い展開を見込んでいる。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。