【本日の見通し】中東情勢警戒継続も、反応がやや鈍く、いったん調整の動きもありそう
【本日の見通し】中東情勢警戒継続も、反応がやや鈍く、いったん調整の動きもありそう
中東情勢については、米国とイランの追加協議の行方が不透明なことや、水曜日に期限を迎える停戦の延長に対し、トランプ大統領が消極的な発言を行っていることなどを背景に、警戒感が広がっている。ただ、そうした警戒感は有事のドル買いを強く促すまでには至っておらず、現時点では限定的な反応に留まっている。中間選挙を意識して泥沼化を避けたい米国と、米軍による港湾封鎖で経済的苦境が深まるイラン、双方の状況から「どこかで妥協点を探る動きになる」との期待が、市場では根強いようだ。
実際に地上戦へ発展するなどの事態になればリスク警戒が一気に強まる可能性があるが、当面は様子見ムードが広がる展開が見込まれる。
その他材料として、21時30分に3月の米小売売上高が発表される。予想は総合、自動車を除いたコア共に前月比+1.4%と、2月から一気に伸びる見込みだ。ただし、この伸びはガソリン価格の上昇に伴うガソリンスタンド売上高の増加分が大きい点には注意したい。米国は一部の都市部を除き車が必需品であり、価格が上昇しても消費量を減らしにくいため、売上高は膨らむ傾向にある。しかし、その分だけ他の消費が圧迫される懸念もあり、自動車とガソリンを除いた小売売上高は、2月の+0.4%から+0.2%へ鈍化が見込まれている。予想を超える鈍化を示すようだと、米景気への警戒感からいったんドル売りで反応する可能性がある。
こうした状況を踏まえ、今日のドル円は158.50-159.50円のレンジをベースに、次の方向性を探る展開となりそうだ。下方向のリスクがやや高まっており、158.00円をトライする流れも想定しておきたい。
ユーロドルは、1.18ドル台での買いには慎重ながらも、1.17ドル台前半では押し目買いが出る展開。1.17ドル台後半を中心に方向性を探る展開を見込んでいる。
金曜日に大きめの調整が入ったユーロ円は、その後じりじりと上昇しており、地合いの強さが意識される。ただ、ドル円の上値が重くなっている分、今日の上値トライは勢いを欠く可能性が高い。186.50-187.50円をベースとした推移となりそうだ。
ポンドドルは明日の英物価統計が注目されている。今日は1.35ドル台を中心に、ユーロドルなどの動きを確認しながらの展開となるだろう。
ポンド円はユーロ円同様、金曜日に調整が入った後、いったん買いが強まっている。ただ、ここからの追随買いには慎重なムードもあり、215.00円を挟んだ小動きを見込んでいる。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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