ロンドン序盤はドル買いが優勢、この後のイベント控えて思惑先行も=ロンドン為替
ロンドン序盤はドル買いが優勢、この後のイベント控えて思惑先行も=ロンドン為替
ロンドン序盤はドル買いが優勢になっている。ドル円はロンドン朝方に155.95付近までじり高の動きを示した。その後は155.80台から90台に高止まりしている。156台乗せを伺いつつも、一段の動意には欠けている。
ユーロドルは1.1750付近に小幅に高値を伸ばしたあとは、売り圧力に押されている。足元では安値を1.1717付近に更新した。ポンドドルも1.3380付近が重くなると、足元では安値を1.3341付近まで広げている。
このあとは英中銀とECB理事会の金融政策発表。さらに英CPI発表などの注目イベントが控えている。事前のポジション調整や思惑による値動きのようだ。11月の米CPIは前年比+3.1%と予想されている。10月分の発表が欠落するなかで、9月分の+3.0%から一段と上昇する見込みだ。英中銀は25bp利下げが織り込み済みとなっており、投票の票割れに注目が集まっている。昨日の英CPIの下振れを受けて5対4での僅差の利下げ決定から6対3に利下げ幅が増加する可能性も指摘されているようだ。ECB理事会では政策金利据え置きがコンセンサス。ただ、ラガルドECB総裁会見の内容次第では来年の利下げの可能性への思惑が出てくる可能性が指摘されている。
ただ、思惑先行の値動きは、実際のイベント結果で霧散してしまう可能性があり、深追いはできないだろう。
USD/JPY 155.92 EUR/USD 1.1721 GBP/USD 1.3348
執筆者 : MINKABU PRESS
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