ロンドン序盤、世界的な株安受けて円買い先行も、続かず=ロンドン為替
ロンドン序盤、世界的な株安受けて円買い先行も、続かず=ロンドン為替
ロンドン序盤は、ドル円・クロス円の上値重く取引されている。世界的な株安の局面となるなかで、日経平均は1600円超安で引けた。欧州株も軟調に取引を開始している。米10年債利回りは4.14%付近から4.09%付近へと低下。原油や金の先物相場も上値重く推移している。
ドル円は東京午後に154.82レベルまで下押しされた。その後は155.20付近までの戻り。ただ、買戻しも限定的で155円を挟んで売買が交錯している。前日NY終値155.26レベルが上値抵抗となっているようだ。クロス円も振幅している。ユーロ円は本日ここまで179.61から180.02までのレンジ、ポンド円は203.70から204.30までのレンジで上下動。足元ではリスク回避の円買いは一服しており、下げ渋り。ただ、円安方向への動意は乏しい。
高市首相と植田日銀総裁が日本時間午後3時半から会談を実施した。植田総裁からは「首相から政策で要望はなかった」との発言があった程度で、内容的には無難なものだった。高市首相の台湾有事をめぐる発言で、中国は内政干渉だ、撤回せよと強硬姿勢を続けている。日本政府も撤回しないと双方譲らず。今後、緊張が長期化することが懸念されている。
USD/JPY 155.23 EUR/JPY 179.90 GBP/JPY 204.20
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。