介入による円買い戻しは短命に終わる可能性=NY為替
この日発表の米GDPが予想外の強さとなったことで、ドルの買戻しが強まっており、ドル円も156円台半ばまで買い戻される展開が見られている。しかし、本日はロンドン時間に一時155.65円付近まで下落するなど、円買戻しの動きが強まっていた。
前日の片山財務相の発言で、市場には介入警戒感が広がっており、一旦ロングポジションを閉じる動きも見られている模様。ただ、そうした形での円高の持続性にエコノミストからは疑問符も出ている。
片山財務相は直近の急速な円安を受けて、介入の可能性を警告し、過度な動きに対処する上で、日米財務相会合に沿った「フリーハンド」を持っていると述べていた。実際の介入の有無については未知数だが、市場に長くかかわっている人々なら、過去の介入の取り組みは、例え成功したとしても、短命に終わることが多いことも認識しているはずだと述べている。
USD/JPY 156.38 EUR/JPY 184.11
GBP/JPY 210.78 AUD/JPY 104.64
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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