【本日の見通し】ドル円は本日のFOMCなどにらむ展開
【本日の見通し】ドル円は本日のFOMCなどにらむ展開
ドル円は昨日の市場で一時151円70銭台を付けた。その後152円30銭台を付けるなど、買い戻しの場面も、戻りでは売りが出る展開で、152円00銭を挟んでの推移となった。トランプ大統領に同行して来日中のベッセント財務長官が円安けん制を示唆する発言を行ったことなどがドル売り円買いを誘った。
今日も上値の重い展開が続くと見込まれる。ただ、今日はNY午後に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表があり、その後マグニフィセントセブンのうち、アルファベット、マイクロソフト、メタプラットフォームズの決算発表を控えるなど、イベントが並ぶ。NY市場までは比較的落ち着いた動きが見込まれる。
FOMCでは利下げがほぼ確実視されており、利下げ実施自体に関しての相場の影響は限定的か。12月の利下げも織り込まれており、注目は声明や議長会見での今後の姿勢。1月のFOMCに関しては利下げと据え置きで見方が分かれており、声明や会見でその見通しのどちらかが優勢になると相場にも影響しそうだ。
流れ的にはやや下方向に行きやすい印象で、151円台半ばトライを警戒したい。
ユーロ円などクロス円も上値の重い展開が見込まれる。ユーロ円は177円台半ばからの買いに慎重。177円をしっかり割り込むと売りが出そう。ポンド円は202円を挟んでの推移。201円台半ばがターゲット。
ユーロドルは1.16台半ばを挟んでの推移。この後も1.16台中心の推移となりそう。ポンドドルは財政赤字懸念もあってユーロドルなどに比べて売りが出やすい。この後も下を強く意識する展開。1.32台前半を付ける展開が見込まれる。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。