【本日の見通し】過熱感はあるもののドル高円安継続か
【本日の見通し】過熱感はあるもののドル高円安継続か
昨日の市場でドル円は一時153円00銭を付けた。先週末終値の147円40銭台から、今週に入って5円半強のドル高円安であり、さすがに過熱感への警戒が出ている。ただ、流れはまだ上方向。日銀の早期利上げ期待が後退しており、機関投資家などを中心にドル買い円売りを入れる動きが広がっている。153円台での買いには慎重も152円台前半まで押し目が入る局面ではドル買い円売りが見込まれる。
クロス円も軒並みの円安か。史上最高値を超えて上昇するユーロ円は178円手前の売りが上値を抑えた。ただ、対ドルでのユーロの重さがありながらも、対円では下がると買いが出る流れが続いており、まだ基調は上方向と見られる。
ポンド円は一時205円台を付ける動きを見せた。こちらも円安を意識する動きが継続している。
ユーロドルは対ドルでの売りに1.16を割り込む場面も、動きは抑えられている。フランスの政局懸念などが重石も、ユーロ円でのユーロ買い円売りが支え。ポンドドルは1.3370台まで売りが出る場面も、こちらも下がると買いが出てくる。対円でのポンド買いが支え。
ドル円に関しては短期間での大きな動きに、一部で介入を警戒する動きが見られる。ただ、水準的にはまだ難しいとの見方もある。警戒感が本格化するのはもう少し上昇してからとなりそう。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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