ポンドドル、1.33ドル台に再び下落 短期筋の見切り売りも=NY為替
先ほどからドル高が再び強まる中、ポンドドルは急速に戻り売りに押されており、1.33ドル台に再び下落している。特段の売りの材料は見当たらないが、100日線と21日線に上値を拒まれ、上値が重くなっていたことから、短期筋の見切り売りが出ているようだ。一方、ポンド円は一時205円台まで上昇していたものの、現在は204円台前半での推移となっている。さすがに過熱感は否めない。
きょうは英中銀チーフエコノミストのピル委員の発言がNY時間に入って伝わっていたが、「中央銀行は広範な経済目標に引き込まれるべきでない。金融政策当局はインフレ抑制という本来の使命に専念すべきだ」と述べていた。
「根本的な不確実性と深刻な構造変化が進む世界において、中央銀行が経済成長を狙うようなアプローチを追求するべきではない」とし、追加利下げへの慎重姿勢も垣間見せていた。「金融政策の目的は中期的な物価安定の実現であり、中央銀行はその目標に集中し続けるべきだ」と強調している。
GBP/USD 1.3378 GBP/JPY 204.38 EUR/GBP 0.8671
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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