ドルが下げ一服 政府閉鎖によるデータ遅延リスク=NY為替
本日のドルはワシントンでの政治的行き詰まりと重要なマクロ経済データの発表遅延リスクにもかかわらず、前日の下落からは反発した。本日は新規失業保険申請件数の発表が延期される中、民間の人員削減のデータに通常以上の注目が集まった。本日はチャレンジャー・グレイ&クリスマス社が9月の人員削減数を発表していたが、25.8%減と米企業は採用計画を縮小し、人員削減も減少した。
ストラテジストは「金曜日の米雇用統計は恐らく発表されないだろう。データ自体は収集済みだが、閉鎖が続けば公表されない。長引けば10月15日の米消費者物価指数(CPI)もリスクにさらされる」と述べた。
「米政府閉鎖はドルのリスクプレミアムを引き上げる必要があるというわれわれの見方を補強する」とも語っている。
USD/JPY 147.19 EUR/USD 1.1718 GBP/USD 1.3445
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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