ベイリー総裁は利下げペースが緩やかになる可能性を示唆=NY為替
きょうの為替市場はNY時間に入ってドル売りが優勢となる中、ポンドドルは買い戻しが優勢となり、1.34ドル台半ばに上昇している。一方、ポンド円は一旦199円台後半まで上昇したものの198円台に値を落とす展開。ドル円が下落していることで、ポンド円も追随している。21日線の水準は維持しているものの、200円の水準は変わらずに重い状況に変化はない。
本日はベイリー英中銀総裁ら英中銀中銀委員が議会証言に出席していたが、ベイリー総裁は利下げペースがこれまで想定されていたよりも緩やかになる可能性を示唆していた。「利下げ自体は行われるものの、政策当局者はこれまでの利下げペースを必ずしも維持しないかもしれない」と述べていた。「今後の追加利下げをいつ、どの程度の速さで実施できるかについては、かなり不確実性が高まっている」とも議員らに語った。
現在、短期金融市場では年内の利下げの確率を五分五分で見ている状況。
GBP/USD 1.3447 GBP/JPY 199.02 EUR/GBP 0.8676
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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