リスク回避ムード緩和でドル売り・円売り ユーロストック50先物は0.8%上昇
リスク回避ムード緩和でドル売り・円売り ユーロストック50先物は0.8%上昇
リスク回避ムードがやや緩和しており、ドルと円が下落している。ドル円は145.30円付近でもみ合い。時間外で米株は下げ幅を縮小、金は下落している。欧州株先物は上昇、ユーロストック50は0.8%高。原油は時間外で上昇している。原油トレーダーは最悪のシナリオに備えているもよう。米国のイラン軍事介入となれば1バレル=100ドルを突破するとバークレイズは予想している。
きのう米当局者らが「今週末」「数日以内」のイラン攻撃の可能性に備えているとの報道を受け緊張が一段と高まっていたが、ホワイトハウスはトランプ氏はイランを攻撃するか否か「2週間以内」に決めると発表したことで、差し迫った脅威が軽減。米国はイランに2週間の猶予を与え、核開発計画中止に関する最後のチャンスになると呼び掛けている。
「今週末」から「2週間以内」に延期になったことで、ひとまず緊張は緩和しているが週末にイスラエル・イランの紛争が激化する恐れがあるほか、イランが強硬姿勢を貫き米との核協議が決裂する可能性もあり油断できない。

執筆者 : MINKABU PRESS
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