ドル円、145円台維持できず 午後にFOMCの結果発表=NY為替序盤
きょうのNY為替市場、ドル円は再び144円台に下落している。前日の市場は中東情勢を再度意識し、ドル高が強まった。トランプ大統領はG7サミットを途中で離脱し、ワシントンで国家安全保障チームと協議。米軍がイスラエルによるイラン攻撃に参戦する可能性があるとの憶測が再燃した。
ドル円も上値抵抗が強かった145円台を回復し、一時145円台半ばまで上昇したが、145円台を維持できていない。
このあと現地時間午後にFOMCの結果が発表され、本日の最注目となるが、今回は据え置きが確実視されている。先週のインフレ指標が予想を下回り、市場では年内の利下げ期待を高める動きが見られているものの、関税の影響を見極めたいFRBは利下げへの慎重姿勢を変えないと見られている。中東情勢の緊迫化もそれに加わっている格好。
今回はFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表されるが、年内1回の利下げに予想を変更すると見られている。3月時点は2回だった。それに対してドル相場がどう反応するのか、確認したい雰囲気も強い。
日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は144円に観測されている。
18日(水)
144.00(7.2億ドル)
20日(金)
143.00(9.3億ドル)
146.00(19.2億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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