ドル円の戻り鈍い、明日の米雇用統計を控えて=東京為替前場概況
東京午前のドル円は142.97円付近まで水準を切り上げたが、前日の下げに対する戻りは限定的となっている。米ADP雇用者数や米ISM非製造業景気指数など、弱い米経済指標を手がかりに米追加利下げ観測が強まっていることがドル円の重し。日本銀行が来年度から国債買い入れ縮小ペースを鈍化させる案を検討しているとの報道もあり、タカ派的な金融政策見通しの修正も意識されるが、明日の米雇用統計の発表を控えてドル円の上値は重い。
ユーロ円は163.21円付近、ポンド円は193.67円付近、豪ドル円は92.92円付近まで小幅に戻したが、ドル円と同様に上値は限定的。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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