ドル円は144円ちょうど付近 関税措置の継続を当面認める判決も市場の反応は鈍い=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は144円ちょうど付近での推移となっている。一時143円台に下落する場面も見られたものの、144円台はかろうじて維持している状況。ただ、本日安値圏での推移は続いている。
本日のドル円は東京時間に、トランプ関税巡り米国際貿易裁判所が関税差し止めを命じたことで146円台まで上昇していた。ただ、根強いドル安、そして円高の動きがドル円の上値を重くしている。
先ほど高裁がトランプ大統領の関税措置の継続を当面認める判決を下したにもかかわらず、市場の反応は鈍い。市場は控訴を予め想定していたため、反応が鈍かったと思われる。報復関税が消滅するとは信じてはないようだ。
それ以上にひとまず落ち着いていた関税の問題が、最高裁を含めた政治問題に発展することによる米国離れの方に警戒心が向かっている模様。
USD/JPY 144.13 EUR/USD 1.1371 GBP/USD 1.3496
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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