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【これからの見通し】円高圧力が継続、長期債利回り上昇に中東地政学リスクも加わる

為替 

【これからの見通し】円高圧力が継続、長期債利回り上昇に中東地政学リスクも加わる

 きょうもドル円はじりじりと水準を下げる動きとなっている。143円台半ば付近へと軟化しているが、目立った反発の動きはみられていない。クロス円は神経質な値動きを示しているが、前日比マイナス圏(円高圏)での推移となっている。ユーロドルはポンドドル、豪ドル/ドルは上昇しており、ドル安の流れも鮮明。米10年債利回りは上昇しており、4.52%へと上昇している。米株先物は時間外取り域で軟調に推移。前日NY株式市場の下落のあと、反発の動きはみられていない。

 いわゆる米国売り・米国離れの動きが定着してきているようだ。それに加えて、円相場にとっては長期債利回りの上昇や新たにイスラエルとイランの緊張が高まる可能性がでていることなどリスク回避の円買い・ドル売りにつながる面があるようだ。先ほど発表された4月英消費者物価指数が前回から一段と上昇、ポンドドルが約3年ぶり高値水準となったこともドル売り圧力につながっている。ドル指数は節目の100を下回っており、5月7日以来のドル安水準になっている。

 G7財務相・中央銀行総裁会合が開催されるなかで、日米通商交渉や日米財務相会談などが注目されている。米国売りおよび円高動向が継続するのかどうか、それらの内容を確認してゆきたいところだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、南アフリカ消費者物価指数(4月)、南アフリカ小売売上高(3月)、米MBA住宅ローン申請指数(05/10 - 05/16)などが予定されている。市場に与える影響は少ない指標群となっている。

 発言イベント関連では、デギンドスECB副総裁、センテノ・ポルトガル中銀総裁などが金融安定に関する報告を発表。レーンECBチーフエコノミスト、元英中銀委員テンレイロ氏、が金融イベント「マイナス金利と金融政策の影響」に出席。ボウマンFRB理事、バーキン・リッチモンド連銀総裁が「Fed Listens」イベントに出席。エスクリバ・スペイン中銀総裁が講演を行う。その他には、米週間石油在庫統計、米20年債入札(160億ドル)なども予定されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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