【本日の見通し】ドル円は方向性探る展開に
【本日の見通し】ドル円は方向性探る展開に
ドル円は次の流れを探る展開となりそう。昨日は先週末の米格付け会社ムーディーズ・レーティングスの米格下げの影響もあってドルが重くなった。もっとも実質的な影響は限定的と見られ、下値でのドル売りには慎重姿勢が見られた。もっとも戻りでは売りが出る流れで145円台前半が重くなるなど、ドル安の流れを意識させる展開となっている。
今日は週明けのこうした動きを受けての次の方向性探し。NY市場で145円を挟んで上下ともに動きにくくなっており、アジア市場などは様子見となる可能性がありそう。
目立った米指標発表予定がなく、明日、明後日のG7財務相・中央銀行総裁会議待ちという部分もある。144円台半ばを割り込むと下方向のリスクが強まるが、一気の下げも難しい。
ユーロドルは1.12台を中心とした推移か。昨日のドル安局面で1.1280台まで上昇と、しっかりの展開も、1.1300手前が重くなっていた。
ユーロ円は163円を挟んでの推移。ドル円同様に米格下げの影響が落ち着いた後、次の流れを探る展開に。
今日は13時半に豪中銀金融政策会合の結果が発表される。2月以来となる利下げが見込まれている。豪中銀は利下げを実施した2月、据え置きとなった4月ともに声明などで引き締め姿勢維持を示している。こうしたタカ派姿勢が継続するかどうかが注目ポイントとなる。
MINKABUPRESS 山岡
ユーロドルは

執筆者 : MINKABU PRESS
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