ユーロドル、金利差が下値抑制要因=NY為替
きょうも為替市場はドル高が優勢となる中、ユーロドルは1.16ドル台に下落している。ストップを巻き込んで一時1.1665ドル付近まで下落する場面も見られた。本日は1.1650ドル付近に21日線が来ており、その水準を維持できるか、さらには1.17ドル台を早期に回復できるかが目先の注目となりそうだ。
アナリストは、金利差がユーロドルの下値を支える主要因になっていると指摘。市場は年末までにFRBが2回か3回の利下げを予想しているのに対して、ECBについては1回の利下げのみを織り込んでおり、それで昨年からの利下げサイクルは終了と見られている。
これらの見方に変更があれば、ユーロドルは大きく調整される可能性はあるが、その可能性は低いと見ているようだ。
EUR/USD 1.1686 EUR/JPY 171.14 EUR/GBP 0.8613
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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