ポンドドル、一時1.32ドル台半ばに下落 来週の英CPIは高い数字が見込まれる=NY為替
きょうの為替市場はNY時間に入ってドル高が優勢となる中、ポンドドルは売りに押され、一時1.32ドル台半ばに下落する場面も見られた。本日の21日線が1.3310ドル付近に来ているが、その下での推移が続いており、強い上値抵抗となっている状況に変化はない。
ただ、下放れる動きも見せていない状況。先週の英中銀の金融政策委員会(MPC)で利下げ期待が後退していることも、ポンドドルの下値をサポートしているようだ。
来週は4月の英消費者物価指数(CPI)が発表され、高い数字が見込まれている。全国最低賃金の引き上げや雇用者の国民保険負担の増加などの特殊要因で前月から加速すると予想されている。総合指数は前月比で1.1%、前年比で3.3%、コア前年比で3.6%が見込まれている。
*英消費者物価指数(CPI)(4月)21日15:00
予想 1.1% 前回 0.3%(前月比)
予想 3.3% 前回 2.6%(前年比)
予想 3.6% 前回 3.4%(コア・前年比)
GBP/USD 1.3274 GBP/JPY 193.79 EUR/GBP 0.8395
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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